さようなら我が家

ついに家がからっぽになった。
引っ越しを決意してから9か月が経った。
長かったけど、やっと引っ越しを終えることができた。

からっぽになった家を見て、
「思い出があるから、すこしさみしいね」
って言ってくれた人もある。

そうだね。
からっぽになった記念に、撮影した子ども部屋。この写真に、当時机に向かっていた子ども達の絵なんか描きいれたら
きっと泣いちゃうくらいには、さみしさがあるね。

でもわたしは、子ども達が居ればそこがhomeだから、
本当に、住む場所なんてどこでもいいの。

剪定作業はわたしには手伝えることではないので、あぐらをかいて窓辺に座る。庭木を剪定する金属の子気味いい音と、その合間にきこえるぽつりぽつりとした大工さん達の会話を聴きながら、最後の作業をのんびり待っていた。

子ども達が赤ちゃんの時から住んでいた家。

快適な器(家)は大事ではあるけど、もっと大事なものが家族だから。
小さくても大きくても、異国でも、家族が居ればそこが家。

「苦労すると、怖いものがなくなる」って、わたしのWorkmateが言いました。
その抽象的な言葉をわたしなりに咀嚼するのであれば、こうだ。

色んな人生経験を経て、「本当に大切にすべきもの」がどんどん絞られていって
これさえあればわたしは死なない。って基準ができる。
だから経験値(苦労)が多いほど身軽になる。挑戦できる。

まあしばらくは日本に居るだろうけど。

 

子ども達が大人になったら?そうだなあ、どうしようかな。

その時はどこにいるかな。

 

追記:昨夜、フィリピンでセブ島震源の地震がありました。
元彼と友人から連絡があるまで、地震の被害を知りませんでした。我ながら情けない。
夜中に起きた地震だったので、夜が不安な人も居るかもしれない。
余震に気をつけてお過ごしください。願わくばこのまま穏やかにおさまってくれますように。

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