夢-ギンバエ-

朝ねぼうするのが大好きだ
朝ねぼうはわたしの幸せの要素のひとつ
二度寝をすると、ちょくちょく楽しい(または怖い)夢を見る。

今日はギンバエが出てくる夢だった。
この世界でギンバエはよく肥えたおっちゃんとして擬人化されている
そしてわたしは一人称「ぼく」の気弱な男であった。


2025-03-31夢 銀蝿


大きなハエタタキを二丁持って
脂ぎった男を追い回している


こんなことは前にもあったことだが
今回は僕の本気が伝われと思い
殺す気でしつこく追い回している


彼は銀蝿。
しかもどちらかというと
緑にギラギラして見える方の。


ある日窓から侵入してからというもの
ずっと家に入ったままなので
いい加減にしてほしい。
友達を家に呼べない。
朝と晩だけごはんの調達に行っているらしいが主に僕の家に居る。

贅肉をたゆたゆ言わせ各部屋ににげる彼
大きな奴の顔をハエタタキで挟むように叩いて追い回す
銀蝿は力が強いので、抵抗されれば
負けるのは僕だったが
こわさを堪えて必死に叩いた

「わぁかった!わぁかったよ!出ていくって」
ついに銀蝿が言うので僕はぴたっとハエタタキをとめた。
銀蝿は、その気になれば僕を殺せるのに、反撃はせずそう言った。

あまり長くいっしょに居たので
情がわいてしまったんだろうか。
「じゃ、じゃあ、明日の朝必ずだよ」
と、なぜか自ら時間の猶予を与えてしまった
「ありがとう、恩に着るよ」
と銀蝿はひと晩の猶予に感謝した。

その日の夕方、僕は、僕の土ばかりの畑にしゃがみこんでた

なんとなくさみしくなっていたのだ。

僕の足元に、小さくてかわいいアザラシがよちよち腹をすりながら歩いていく
ぱらちゃんだ。

ぱらちゃんはめそめそと泣きながら、僕の長靴の前を通過する。
僕の代わりに泣いているのだ。

ぱらちゃんが通ったあと
ぱらちゃんがこぼした涙がお砂糖になって
ぽろぽろと畑の肥料みたいに白く残っていた。

銀蝿は、ちゃんと約束通り
次の朝に居なくなっていた。

これで、差し支えなく蝶を呼べて、
蝶との生活を楽しめるんだよな。

なのになぜ僕はこんなに切ないんだろうか。
これから蝶との生活がはじまるというのに、
僕の心は晴れやかではなかった。

なんで人間の涙はおさとうにならないんだ。
土にしみて消えてしまう僕の涙の粒を見て
そんなことを思いながら
僕はひろいあげたさとうの粒をひとつ食べた。


今回の夢は、わたしの中でも愛おしい一本になった。
自分の脳みそが意図せず作り出すランダムな作品が夢。
次の作品に出会えるのを楽しみにしている。

最後にひとつ、突如あらわれたかわいいアザラシの存在について書き添えておこうと思う。
わたしはテレビがまだ奥行のあるブラウン管だった時代に産まれ、パソコンは当時では
そこまで使える人が多くなかったと認識している。その時代にはめずらしく、小学3年生から
自室にブラウン管とさほど変わらないような分厚さのデスクトップパソコンがあり、ブラインドタッチでガチャガチャチャットをしてオンラインで遊ぶパソコンオタクの子供だった。
つまり、アップルが流行している今でもウィンドウズ入りのパソコンを使っているほどにはウィンドウズ愛がある。ということだ。

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