PSITは、フィリピンバンタヤン島でメジャーな干しイカの名称だ。
先日、彼とわたしと子ども達は、セブから5時間かけてバンタヤン島に行ってきた。

まあつまりはスルメだ。スルメを
奥歯で食いちぎってガミガミしながら
カーテンが通っている銀色の竿をながめては窓から見えるプールサイドに視線を落とし、また竿をながめてぼんやりしていた。
ちなみに、「ガミガミ」は娘の独特の擬音語で、わたしはとても気に入っている。
子供たちを学校に送り、犬の散歩(朝の部)を終えて
朝食の続きに戻った時のこと。
静かな朝。
と言ってもどこからか聞こえる工事の音は相変わらず続いている
響き続けるジグソーまたはギャイイィンとなり続けるグラインダーの音
大きな金属を置いたコカンというやたら響く音
木が強い風に吹かれてゆっくりと大きくゆれて聞こえてくる
ゾアゾア…って葉の音
ハンマーで何かをたたく音
飼い犬だか野良犬だかわからない犬の鳴き声
家で回している洗濯機の音
…そういえば今日はニワトリの声を聞いていない
ノイズだらけの世界で、静かなのはわたしの心だけだが
わたしはこの時間が大好きだ。

ぼんやりと考える。
わたしはまたセブに帰ってくるのだろうか
もう二度と彼女のような良い友達には出会えないだろうか
わたしは彼のことをどう思っているのだろうか
食器なんかはとっておくべきなんだろうか、いやいや別の島への引っ越しに食器なんか邪魔じゃないだろうか
友達への誕生日プレゼントを、今日渡すのか明日いっしょに食事する時に渡すのか
足元に脱ぎっぱなしで
洗濯するのかしまうのか
どちらとも決めかねている服を
ひろいあげては、何も決めずにまた床に落とすような
そんなとりとめのない無意味な思考回路。
どれも答えがなくてどうしようもないものばかりだ。
昼。仕事を終えて勤務時間が足りていないことに気付く。
保険の関係で、勤務時間は少なすぎてはいけない。
わたしのようなアホたれにも、時間管理を任せてくれる自分の会社にほのぼのしながら、勤務時間の延長申請をした。
昨晩の残りの
豚肉のココナッツミルク煮込みをひとりでウマウマほおばって、
食後にぼんやりオレオを食む。
こうもカロリーを摂取していては、昨日のズンバが台無しだ。
なぜズンバ踊ったのに今日も腹が出ているのだろうか。
と思いながらも、さほど気にしていない。
オレオを食みながら、朝の時間に思いをはせる。
風の強さもノイズも、部屋で得られる外の情報は、今朝も今もさほど変わりない。
リモートワークとはそういうものだ。
もともとこんなライフスタイルになるのは目に見えていたから、家の環境と、敷地内のコミュニティの良さでこの家を選んだ。だから情報が少なくても不満がない。
皿の片付けもせずに、この静けさを書きたくなってソファに座る。
昨日息子がソファにボンドを付けてしまったので、ソファのカバーが今日は無い。
それを忘れて座ると、するするとしたソファカバーの触感がないことに気付いて、
まだ今朝回した洗濯物が洗濯機の中に居ることと、
ペットの犬が隣に飛び乗り身体をソファにこすりつけて甘えるので
抜けた毛がカバーのない無防備なソファのうえに残されていくのをなんとなく気にしながら、ここから動けずに居る。
ねむい。

ここでは、わたしの好きなブルーベリーは
育つんだろうか。暑いから、育たないんだろうか。
そんなことを考えながら、すこしだけ眠った。
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