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女性のバイク整備士が得すること・損すること

 こんにちは、うららです(@aikawaurala)

うららは二輪の最高国家資格の整備士です(実はね。)

雇用されていた時期もあったり自身でバイク屋、転売もしてきました。

そんなわけでこれまでの女性整備士の経験から言える、

「女性整備士が得すること・損すること」を経験100パーセントで語ります!

これから女性整備士を目指す方にも、世渡りの参考になるから是非読んでね!!

得すること

お客さんにモテる!!

うらら

これはまず第一に思いつくこと。

バイクは趣味の領域が多いため、男性客が圧倒的多数なの(地方は特に)

ただたんに女性だから男性チヤホヤされるってことかよ。と思ったアナタ!違う!!(いやそれもあるけど!!)

男性側も女性のきめ細やかな接客対応を求めているからモテる!

うらら

あのね、整備士やる上で、絶対意識してほしいことがあるの。

みんな、「プロではない」ってこと。

どんなバイクオタクでもバイクマニアでも、わたしより詳しくないの。

↑これを必ず意識してほしいんです!!

どんなに「俺自分でカスタムしてるんです」

「整備してるんです」とかいう男でも、ツメが甘いしできてない。

あたりまえよ。だってプロじゃないんですもの。

「相手はわかってる」と思って説明しないor省略はNG!!

むしろ「本当に理解し切れていない」と思って丁寧な説明・接客をするだけで

ググッと評価があがります。

気配りを生かす実例

実際、わたしは入社した時一番若く技術も洗練されていませんでしたが

接客の丁寧さは整備工場イチでした。

整備が終わったらお客様に納車をします。その時、

こらら
こらら
整備終わりました。ここを交換しました。〇円です。
うらら
うらら
いやいや悪い例極端やな(笑)。

事実だけを述べるだけなら別に整備士が接客する意味まったくないですよね。

そこをきめ細やかにこう説明します!!

「〇を開けたらこのパーツがこのような状態になっていました。

この先△kmほどで□となるおそれがあるため交換しました。」

だってお客さんは、

どうしてそのパーツをかえなきゃいけないのか

そのままにしたらどんな恐ろしいことがあるのか知らないからです!!

知らないと思って接客するんです。それがモテる秘訣です。

整備遅くたっていい、技術が足りなくて先輩の力を借りたっていい。

そこができていれば評価と信頼は上がります。

店に怒鳴り込んできたあるクレーマーは言いました。

「彼女は接客がいい。ちゃんと説明をしてくれる。しかしお前はなんだ!これぼったくりじゃないのか!ちゃんと説明しろよ!」

先輩ブチ切れられていてわたし持ち上げられて若輩者のわたしは戸惑ったものです。

それくらい、きめ細やかな接客というのはあの業界ではモテます。

うらら

「趣味のバイク」というのは、

「仕方なくアシにしてる車」よりもかわいがられているということも覚えていよう。

お客さんのバイクに対する愛をわかってあげたうえで

丁寧に整備・接客します。

本当に良い車種が分かる

自分で整備をしていると、

・本当に維持しやすいバイク

・使い勝手のよいバイク

・後々コストがかかりにくいバイク

が分かってきます。

そのため、自分のバイク生活もかなり洗練されていくというメリットがあります。

「変態スズキ」!?メーカーそれぞれの個性を知る

うららのまわりは以前からバイクマニアばかりでした。

いっしょにツーリングに行けば、

ななめ前でジャックナイフしている子が居たり

タイヤをロックさせてすべらせる子が居たり、

コーナーめっちゃ攻めてリーンインしてる子が居たり。

信号待ちでとにかく足をつかない子とか。

休日は昭和のバイクをオーバーホールして過ごす子など。

まあとにかくマニアばかりでした。

そんなみんなに言い継がれていた「整備士コトワザ」がありました。

見た目のヤマハ!!

漢のカワサキ!!

変態スズキ!!

優等生ホンダ!!

これは国産バイクの4大メーカーです。

このコトワザの信ぴょう性も、はからずしも整備士生活の間に

立証されていくことになるのでありました。

うらら

一応ちゃんと根拠があるんだよなこれ。それはまた別記事で触れます。

洗練されて最終的にわたしがおちついたメーカーはホンダでした。

最後の相棒はCB750でした。

本当にメーカーによって個性があり、メリットもデメリットも個性的です。

ボルトが統一されていて、パーツの配置が洗練されていて整備がしやすいメーカー。

あまりにも寸法が綿密すぎて忠実に作られすぎて、ガソリンが揮発する際に

ぷぅぅと音が鳴っちゃうかわいいメーカー。(バイクが定期的に鳴くんやで!?(笑))

他車種と共有の部品が多いので応用が利くけれどもパーツの取り外しスペースがすごく狭いメーカー。

そもそもベンチャー過ぎてわけがわからない配置のメーカー。

使用するのが特殊な工具ばかりのメーカー。ほんとさまざまです。

自分の好みのバイクがどんどん絞られてきます。

外車にも抵抗がなくなる

こらら
こらら
外車はこわれやすいとか言うよね。
うらら
うらら
こわれやすいというか、
日本の車種と「こわれかたのクセ」が違うのはとても実感するね

トライアンフはここが壊れやすいとか

KTMはこことか、メーカーによって不具合が出る箇所がなんとなく決まっていたりと

「クセ」が存在するので、そのクセを理解すれば外車に対しての免疫ができます。

工具も奇数サイズのボルトが多く使用されているなど、国産との違いは明白。

慣れてしまえばどの車種にも対応できるので、

仕事の幅が広がる&私生活で乗れるバイクも増えます。

適度にバイク愛がなくなる

うらら

何度も言うけど、

バイクは趣味の方が多い(地方は特に)だから、めっちゃかわいがってる人とかいるのよね。

事故してぐちゃっとつぶれても

思い入れや固執から「意地でも直す!」とか。

バイクに名前をつけてとってもかわいがるのは女性に多いですね。

一途に一台を乗り続けたりするのも。

(その点は男性の方がわりとドライかもしれないと感じます。きっと母性でしょうね★)

わたしも自分のバイク大好き人間でした。それこそ名前もつけたし。

そんなわたしが整備士になったら、適度にバイク愛がオフされていい具合の温度になりました。

自分のバイクのメリットデメリットも知って、たくさんの車種を見ていたら

固執する必要性を感じなくなり次々乗り換えるようになりました。

遊びに行くためにたくさん荷物がはいるビッグスクーターに。

出勤の足にミディアムサイズのネイキッドに。とかその時期その時期で車種も変わりました。

うらら

きっとたくさんの車種を整備してこなかったら今でも同じバイクに乗って(または乗らないのに数年ガレージに寝かせたりして)バイクを名前で呼んでいたんだろうなと思います。

損すること

怪力が必要な時もある!!

バイク整備士という特性上、自動車をさわるよりも怪力が必要な場面が多いです。

道具を使えばすべてがまるくおさまることなどありません。ワイルドさが必要です。

原始的な整備が求められることが多々あります。

リフトを持っていない工場もあります。

バイクにおいてはベンチャーが作った車種もありますし、設計も配置も車種によってバラバラです。

フレームからして、クレードル、ボックス、バックボーンetc…いろんな種類のフレームが存在します。

とにかく求められるのは車種に応じた臨機応変さ。臨機応変に対応するには力が必要なこともあります。

男性の物理的な力強さが必要なこともあります。

そこが女性整備士のデメリット。

まあそのへんは男性整備士に甘えりゃ完結なんですけどね!!(笑)

うらら


フロントフォークのオイル交換のとき、フタとなるボルトを締めたかったら

フォークを押して縮ませた状態でボルトを締めないと、ばねによってボルトが浮いちゃって閉まりません。

そういう場面で力があると作業がめっちゃ早いです。

対策

工場の男たちに甘えろ

女子用品少なすぎ問題

はい、入社したてのころは前途多難でした。

うらら

トイレに三角コーナーないやん!(のちに実費で設置)

うらら

キッチンきったな!レンジきったな!冷蔵庫きったな!!水回りきったな!!!

うらら

パーツの整理整頓へったくそ!どこになにあるかわからん!!

うらら

まて!!まてまてまて工具を床にちらかすなああああオィィィィィ!

うらら

喫煙所のドアをちゃんと!!あと1センチ締めろォォォォォ

たまに整備おわるまでじっと作業を見つめていたいお客さん用のイスが超ボロいのしかなかったりとか。

きめ細やか、の「き」の字もない壮絶さでした。

オトコばかりだとこうなるのか?うちの工場がヤバかっただけかもしれないけど

女子向けの環境ではないことは確かでした。

入社と同時に自分で環境整備する必要があります。

雇用してもらう工場の環境を把握の上、何が必要か考えましょう*´ω`*

対策

毎日を居心地よく。自分で環境整備しよう!時に男たちを叱れ

妊娠したらこうなる!

さて、こんなにヤバイ「女子向けじゃない職場」で

妊娠したらどうなるの!?ということについて。

うらら

正直に言います。バイク整備士には

妊婦さんに不向きな作業がいっぱいあります。

つわり期の問題

つわり、シンドイ。

現在キャブレターというパーツは主にバイクにしか使われていません。

このキャブレター、けっこう詰まりやすいので

お客さんがめっちゃ持ってきます。

バイクって春だけやと思いますよね?冬に使う除雪機にもキャブレターってついてるんでっせ。

この、オールシーズンのお付き合いのキャブレター。これをきれいにするための溶剤が

「キャブレタークリーナー」と言うのですが、

このキャブクリがつわり期に鬼吐き気をもよおす臭いを放ちます。

あとガソリンも。

あとわたし自身の勝手な統計ですが整備士って煙草吸う人間が結構多いので

まっじでにおいに関しては最悪の環境です。

妊婦さんに配慮なし問題

さてまわりは男ばかりです。

それも独身男性ばかりだったら、つらいことやおなかに負荷がかかることに気が付かなかったりします。

ちゃんと、頼りたいことやつらいことをはっきり同僚たちに伝えて環境整備しましょう。

妊娠後期につかえるおなか

うらら

まずひとつ。しゃがめない。

妊娠後期にもなってくると

赤ちゃんも安定しつわりもましになってきてお仕事も安泰か…と思いきや

しゃがめない!!しゃがむと頭に血がのぼるくらい。

オイル交換すらままならない汗。

オイル交換はかなり日常的に行うメンテナンスなんだけど

バイクの底をさわる必要があるので基本的に小さくならなきゃいけません。

(まあオイル交換においてはいちいちリフトに乗せりゃいいんですけど、リフトが超使いづらいとこにある上に忙しいお店だったんです悲しみ)

しゃがむのはまあオイルだけじゃあありません。

整備が終わり、

納車のために大型バイクを押して歩くのも、乗るのも

あまり母体によろしいものではありませんでした。

対策

妊娠中は無理しない!事務にまわるかきっぱり休業しよう

町工場だと育休が無く、退職扱いもあることがありますので

子供を意識したときにあらかじめ雇用先に確認しましょう。

以上!女性バイク整備士のメリット・デメリットでした。

これから整備士を目指す女性、現役の女性整備士さんに

参考になったでしょうか。

同僚に女性の整備士がおありのそこの男性諸君にもぜひ読んでほしい記事です。

トイレは清潔にね!!!

うらら
うらら
そんな整備士のうららは現在、
趣味で培ったスキルを武器に
在宅でフリーランスをしています。

シングルマザーや育児中の女性が
カシコく時短できるような記事を意識して更新していますので
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